〒542-0085 |
新生心斎橋そごうデパートのスタートとともに、新しいアートギャラリー [ T’s gallery ]をオープンする運びとなりました。 日本が、戦後の右肩上がりの経済成長を遂げた陰で、本来、その成長過程に不可欠であるはずの日本の文化(芸術・教養・精神)を置き去りにしました。 経済はもちろん文化面でも、欧米依存型の傾向から脱却し、自国の確固たる目線を育むことは、今日の重要な課題であり、それは個人の確立すなわち確固たる信念と意識を持つ国際的自由人の輩出なしにはありえません。 いわゆる文化的ナショナリストの出現が、嘱望されているのです。 今、置き去りにしたことを認識し、新たな発信を始めなければなりません。 デパートという場は、人々の意識や目線に問いかける最も親密で重要な存在であり、オピニオンリーダーの役割を果たすと認識しております。 [ T’s gallery ]もその一翼を担うべく、またアートギャラリーとしてのありようを提案するべく、スタートさせました。 ご高覧賜りますれば幸甚です。 |
|||
| concept. | 戸田 博 個人の目線で、現代に存在する優れた芸術家の作品に注目し、紹介する事を基本スタンスとしています。 その選定は、あくまでも作品主義であり、決して作家主義と言えるものではありません。現代に存在する自分自身を確認するため、共に活動する芸術家の作品に限定することが原則ではありますが、例外的に近世の作家の作品も含めることとします。 そして、私個人のアートディーラーとしての存在に強い影響を与えてくれたインドネシアのプリミティブアートも同時に紹介します。 |
||
| career. | 戸田 博 (とだ・ひろし) 1949年谷松屋・戸田鍾之助の長男として大阪市に生まれる。 3年間の米国留学ののち、73年東京の弥生画廊に入社。76年(株)戸田商店入社、95年同社代表取締役に就任、現在に至る。 谷松屋は江戸時代から続く関西屈指の道具商で、松平不味公出入りとしても名高く、のちの露吟、露朝をはじめ歴代も名器を扱い、近世・近代の数奇者の茶の湯に貢献。 その後継者として家業を牽引する一方、現代美術やプリミティブ・アートに関心を寄せ、広い視野で現代における茶陶の世界を模索している。 『茶道具の世界3 和物茶碗』(淡交社)、月刊誌『和楽』(小学館)、『眼の力』(小学館)などに独自の茶陶観を展開。 淡交社『織部』-時代の風をリードしてきた人とやきもの- より |
||